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それ、更年期かもしれません―疲れやすさ・動悸・眠れなさの背景に―
「最近、なんとなく疲れやすい」 「以前より眠りが浅くなった」 「急に汗が出たり、動悸がしたりする」 そんな変化を感じることはありませんか。 忙しい毎日の中では、 「年齢のせいかな」 「ストレスがたまっているのかも」 「気のせいかもしれない」 と思って、そのままになっていることも少なくありません。 けれど、その背景に“更年期”が関係していることがあります。 更年期とは? 更年期とは、一般的に閉経の前後の時期を指します。 日本では「閉経前後およそ10年間」と説明されることが多く、40代後半から50代前半にかけて症状を感じる方が多くみられます。 閉経とは、医学的には「月経が12か月ない状態」を指します。その前後には、女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌が大きくゆらぎ、やがて低下していきます。 このホルモンの変化が、ほてり、発汗、睡眠の乱れ、気分の変化などに関係することがあります。 ただし、症状の出方には個人差があり、 「ほとんど気にならない」 という方もいれば、日常生活や仕事に大きく影響する方もいらっしゃいます。 よくみられる症状 更年期では、さまざま

Dr. Rie Iwaki
2 時間前読了時間: 6分
それ、鉄不足かもしれません―疲れやすさ・動悸・息切れの背景に―
「最近なんとなく疲れやすい」 「立ちくらみが増えた気がする」 「階段で息切れするようになった」 そんな不調を感じることはありませんか。 忙しい毎日の中では、 「寝不足かな」 「ストレスかもしれない」 「年齢のせいかな」 と思って、そのままになっていることも少なくありません。 けれど、その背景に“鉄欠乏性貧血”が隠れていることがあります。 鉄欠乏性貧血は、もっともよくみられる貧血の一つです。 特に月経のある女性に多くみられますが、男性や閉経後女性では、別の病気が背景に隠れていることもあるため注意が必要です。 貧血とは? 貧血とは、血液中のヘモグロビンが低下し、全身に十分な酸素を運びにくくなった状態です。 ヘモグロビンを作るためには鉄が必要です。そのため、体内の鉄が不足すると「鉄欠乏性貧血」が起こります。 ただし、すべての貧血が鉄不足によるものではありません。 例えば、 ・慢性的な炎症 ・腎機能低下 ・ビタミンB12不足 ・葉酸不足 などでも貧血は起こることがあります。 鉄欠乏性貧血の主な症状 鉄欠乏性貧血では、 ・疲れやすい ・だるい ・息切れ ・

Dr. Rie Iwaki
3 日前読了時間: 4分
その動悸、大丈夫?―様子を見てよいものから、不整脈まで―
「急にドキドキした」 「胸がバクバクする感じがする」 「脈が飛ぶような感じがある」 そんな“動悸”を感じたことがある方は、少なくないかもしれません。 一方で、 「疲れのせいかな」「ストレスだろうと思って様子を見ている」 という方も多く、受診するべきか迷いやすい症状の一つでもあります。 動悸とは? 動悸とは、普段は意識しない心臓の拍動を強く感じる状態です。 例えば、 ・脈が速い ・胸がドキドキする ・脈が飛ぶ感じがする ・不規則に打っている感じがする といった形で感じることがあります。 よくある原因 動悸の原因はさまざまですが、必ずしも危険な病気とは限りません。 比較的よくみられるものとして、 ・疲労 ・睡眠不足 ・ストレスや緊張 ・カフェイン ・アルコール ・脱水 ・発熱 などがあります。 また、 ・風邪薬 ・気管支を広げる薬 ・甲状腺ホルモン薬 ・一部のサプリメント ・エナジードリンク などが影響していることもあります。 こうした場合、一時的に症状が出ても、生活を整えることで改善することがあります。 背景に病気が隠れていることも 一方で、病気が

Dr. Rie Iwaki
5月18日読了時間: 4分
胃がんも「予防の時代」へ―ピロリ菌・胃カメラ・今知っておきたいこと―
「昔、ピロリ菌がいると言われたことがある」 「胃カメラで慢性胃炎と言われた」 「除菌をすすめられたけれど、そのままになっている」 このようなお話を、診療の中で伺うことがあります。 一方で、特に症状がないと、 「今さら治療した方がいいのかな?」 「胃の調子も悪くないし、大丈夫かな」 と思われる方も少なくありません。 ピロリ菌は、症状がはっきり出ないことも多いため、つい後回しになりやすいものです。 けれども、胃の健康を長い目で考えるうえでは、一度きちんと確認しておくことが大切な場合があります。 ピロリ菌とは? ピロリ菌、正式には Helicobacter pylori は、胃の粘膜に住みつく細菌です。 多くの場合、幼少期に感染すると考えられています。 日本では、特に以前の世代で感染している方が比較的多く、若い頃や健診、胃カメラの際に「ピロリ菌がいる」と言われたことがある方もいらっしゃいます。 感染していても、必ず胃痛や胃もたれが出るわけではありません。 そのため、検査を受けるまで気づかないこともあります。 なぜピロリ菌が問題になるのでしょうか...

Dr. Rie Iwaki
5月14日読了時間: 7分
それ、軽い脱水かもしれません―気温が上がる時期の体調不良と対策―
最近、なんとなく体がだるい。 頭が重い。 集中しにくい。 そんな感覚を覚えることはありませんか。 気温が上がり始めるこの時期、気づかないうちに軽い脱水状態になっていることがあります。 脱水とは 脱水とは、体の中の水分や電解質が不足した状態をいいます。 軽い段階でははっきりとした症状が出にくく、 「なんとなく体調がすぐれない」と感じる程度のことも少なくありません。 こんな症状はありませんか ・だるさ ・頭痛 ・めまい ・集中力の低下 ・口の渇き こうした症状が続く場合、 軽い脱水が関係していることがあります。 気温が上がり始める時期に起きやすい理由 この時期は、まだ体が暑さに慣れておらず、 水分補給の意識も高くないため、脱水が起こりやすくなります。 また、オーストリアの気候は比較的乾燥しており、 気温がそれほど高くなくても、知らないうちに水分が失われていることがあります。 「涼しく感じるから大丈夫」と思っていても、 体の中では水分不足が進んでいることもあるため注意が必要です。 なお、脱水は暑い時期だけでなく、暖房による乾燥や水分摂取量の低下によって

Dr. Rie Iwaki
5月9日読了時間: 3分
【連載】ウィーンで歳を重ねるということ②それは「年のせい」だけではないかもしれない
―もの忘れと、認知症のあいだ― 「最近ちょっと忘れっぽくて」 「でも、年のせいですよね」 日常でもよく聞く言葉です。 どこか安心したい気持ちと、少しだけ気になっている気持ちが、その一言に混ざっているように感じます。 もの忘れは、年齢とともに誰にでも起こりうる変化です。 名前がすぐに出てこない、さっき何をしようとしていたか忘れる。 そうしたことは、日常の中でもよくあることです。 一方で、認知症は、記憶だけでなく、 判断力や段取り、 言葉の理解、 そして日々の生活の機能に影響が出てくる状態を指します。 たとえば、約束や支払いを繰り返し忘れる、慣れた場所で迷う、薬の管理や料理、買い物が以前より難しくなる。 身近な人から「少し変わった」と言われる。 そうした変化が続くときには、「年のせい」とだけ片づけずに、一度相談してみることが大切です。 大切なのは、年齢に伴うもの忘れと認知症が、いつもはっきり分かれているわけではない、ということです。 実際には、その間にグラデーションのような状態があり、「軽度認知障害(MCI)」と呼ばれる段階が存在します。...

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5月6日読了時間: 4分
若くても乳がんになることはあるのか― ウィーンでの検診と、今できること ―
病棟で勤務していると、20代や30代で乳がんと診断される方に出会うことがあります。多くは、出産後や、お子さんがまだ小さい時期の方です。 もちろん、乳がん全体としては年齢とともに増える病気ではありますが、 「若いから大丈夫」 と言い切れない場面があることも、日々感じています。 オーストリアでは、乳がん検診(マンモグラフィー)は、 👉 原則として45歳から69歳の女性を対象に 👉 2年ごとの検診 が推奨されています いわゆる「公的な検診プログラム」として案内が届くのはこの年齢層です。 また、 👉 40歳以上であれば、希望に応じて検査を受けることも可能です ただしこの場合は、自主的な申請が必要になります。 これは、公衆衛生的に 👉 「有効性が高い年齢層」 に重点を置いているためであり、 👉 若い年齢では発症頻度が低いことに加え、 👉 乳腺が高濃度であることが多く、検査の精度が相対的に低いこと 👉 検診のメリットとデメリットのバランス が考慮されています。 ただし、これは 👉 「若い人には起こらない」という意味ではありません...

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5月1日読了時間: 4分
睡眠不足は脳に影響する?|認知症と健康との関係
睡眠は、単なる休息ではなく、体と脳の健康に深く関わることが分かってきています。 これまでの記事では、認知症の検査や治療、予防についてお話ししてきました。 ▶前回記事 その中で、最近とくに重要性が注目されているのが「睡眠」です。 最近、「よく眠れていますか?」と患者さんに伺う機会が増えました。 忙しい日常の中で、睡眠はつい後回しにされがちですが、 実は健康や体の変化、さらには加齢現象にとても深く関わっていることが分かってきています。 睡眠というと「休む時間」というイメージがありますが、実際にはそれ以上の役割を持っています。 睡眠中、脳の中では、日中の活動でたまった老廃物を外に排出する仕組みが働いています。 この過程には、アルツハイマー病に関係する アミロイドβと呼ばれる物質も含まれていると考えられています。 つまり、睡眠は単なる休息ではなく、 脳を整える時間でもあるということです。 さらに最近では、睡眠と「加齢」との関係も注目されています。 例えば、細胞の寿命に関わるテロメアは、慢性的な睡眠不足やストレスによって短くなる可能性があるとされています。

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4月27日読了時間: 3分
【ウィーンの紫外線】日焼け対策は必要?日本との違いと注意点
「ウィーンの日差し、意外と強いですよね」 実際に暮らしていると、春から初夏にかけての光の強さや、 気づいたら日焼けしている感覚を持たれている方も多いのではないでしょうか。 実際、春から初夏にかけては空気も乾いていて、 日本のような蒸し暑さはあまりありません。 けれど、「気づいたらしっかり焼けていた」という声を聞くことも少なくありません。 実は強い、ウィーンの紫外線 ウィーンは日本よりも緯度が高く、 「日差しが弱そう」と感じる方も多いのですが、 春から夏にかけては日照時間が長く、 紫外線量もしっかりあります。 特に気をつけたいのは、 • 4月頃からすでに紫外線が増えている • 気温が低くても紫外線は強い という点です。 また、曇りの日でも紫外線は地表に届いています。 「日差しが弱いから大丈夫」と感じる日でも、 実際には影響を受けていることがあります。 日焼け対策は“美容”だけではありません 日焼けというと、見た目の問題として捉えられがちですが、 医療的にはもう少し大きな意味があります。 紫外線は、 • シミやしわ(光老化) • 皮膚がん...

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4月24日読了時間: 3分
認知症は予防できるのか―いま分かっていることと、日々できること―
前回は、 認知症の血液検査 や新しい治療についてまとめました。 ▶ 前回記事 リンク では、「予防」はどこまでできるのでしょうか。気になる方も多いかと思います。 少し前まで、認知症は「防ぐことが難しいもの」として語られることが多かったように思います。 けれど最近では、考え方が少しずつ変わってきています。 現在、認知症の発症に関わる要因のうち、 およそ40%は生活習慣や環境に関連している可能性がある と考えられています。 つまり、すべてを防ぐことはできなくても、 関わり方によってリスクを下げられる可能性がある ということです。 では、具体的にどのようなことが関係しているのでしょうか。 よく知られているものとしては、 ・運動不足 ・高血圧や糖尿病などの生活習慣病 ・喫煙 ・過度の飲酒 ・難聴 ・社会的な孤立 などがあります。 どれも特別なものではなく、日々の暮らしの中にある要素ばかりです。 中でも、最近よく話題になるのが「運動」です。 運動というと、「やらなければ」と思いながらも、なかなか続かないものでもあります。 私自身も、どちらかというと家にい

Dr. Rie Iwaki
4月22日読了時間: 4分
アルツハイマー病の新しい治療|点滴薬はどこまで進んでいる?
前回は、認知症の血液検査についてまとめました。 ▶前回記事 リンク 認知症の新しい点滴治療について、最近耳にする機会が増えてきました 最近、このテーマについて関心を持たれる方が少しずつ増えてきているように感じます。 前回の記事 では、「血液検査で認知症がわかるのか」というテーマについてお話ししましたが、その流れの中で、次に気になるのが「治療」のことかもしれません。 現在、アルツハイマー病に対しては、 Lecanemab(レカネマブ/商品名:Leqembi)や Donanemab(ドナネマブ/商品名:Kisunla) といった、 新しい点滴による治療が登場しています。 これらは、これまでの薬とは少し考え方が異なり、病気の原因の一つとされる物質に働きかける治療です。 ただし、ここで一つ大切なことがあります。 これらの治療は、 病気を止めるものでも、元に戻すものでもありません。 現在分かっているのは、 病気の進み方を、ある程度ゆるやかにする可能性がある という段階です。 これまでの治療について 一方で、これまで使われてきたお薬も、今も大切な選択肢です

Dr. Rie Iwaki
4月20日読了時間: 3分
歩くことと、こころの健康
―「少しだけ動く」ことの意味― 「運動した方がいいのは分かっているんですが…」 診察室でよく聞く言葉です。 分かってはいるけれど、なかなか続かない。 忙しさや疲れの中で、後回しになってしまう。 とても自然なことだと思います。 実は私自身も、どちらかというと“家っ子”で、きっかけがなければ一日中家にこもっていられるタイプです。 誰かに誘われたり、予定があったりしないと、そのまま外に出ないまま一日が終わってしまうこともあります。 だからこそ、「運動の大切さ」と「実際の難しさ」の間にある距離は、日々感じています。 そんな中で、興味深い研究結果が報告されています。 1日の歩数と、うつ症状との関連を調べた研究では、 歩数が増えるほど、うつのリスクが低下する可能性 が示されました。 特に、 ・1日あたり1,000歩増えるごとに、リスクが少しずつ低下・7,000歩以上歩いている人は、7,000歩未満の人と比べて 約30%程度、うつのリスクが低かった と報告されています(JAMA Network Open, 2023)。 もちろん、これは「歩けば必ずうつになら

Dr. Rie Iwaki
4月19日読了時間: 3分
【連載】ウィーンで歳を重ねるということ①|―もの忘れと、これからの医療の話―
ウィーンで診療をしていると、 ふとした会話の中でこんな言葉を耳にすることがあります。 「最近、ちょっと忘れっぽくて」 「年のせいだと思うんですけどね」 どこか少し笑いながら、でもほんの少しだけ不安そうに。 もの忘れは、誰にとっても身近な変化です。 そしてそれは、日本にいても、ウィーンにいても、変わることはありません。 けれど海外で暮らしていると、その意味合いは少しだけ違って感じられることがあります。 言葉のこと。 医療のこと。 家族との距離。 「もし本当に困ったとき、自分はここでやっていけるだろうか」 そんな思いが、ふとよぎることもあるかもしれません。 少し前まで、認知症という言葉は、 どこか「どうすることもできないもの」として語られることが多かったように思います。 けれど最近では、その捉え方が少しずつ変わってきています。 生活習慣や社会的なつながり、 そして体の状態を整えることが、 将来の認知機能にも関わっている可能性がある、ということが分かってきました。 すべてを防げるわけではありませんが、 「何もできないわけではない」という感覚は、 以前よ

Dr. Rie Iwaki
4月16日読了時間: 3分
認知症は血液検査でわかるのか?| 最近の検査について、わかりやすくまとめました
「認知症は血液検査でわかるようになった」と聞いたことはありませんか? 最近はニュースなどでも取り上げられることが増え、外来でもご質問をいただく機会が出てきました。 結論から言うと、 👉 血液検査でアルツハイマー病の可能性を推定することはできるようになってきた 👉 ただし、誰でも受ける一般検査ではなく、診断を確定する検査でもない というのが現時点での位置づけです。 👉 そのため、「検査だけで判断する」のではなく、全体を見て考えることが重要です。 血液検査で何を見ているのか? アルツハイマー病では、脳の中で特定のタンパク質の変化が起こります。 現在、血液検査で注目されているのは主に以下です: ■ タウ蛋白(p-tau)👉 特に p-tau181 / p-tau217 が重要 ■ アミロイドβ(Aβ)👉 Aβ42 / Aβ40 の比率が指標 ■ 神経フィラメント軽鎖(NfL)👉 神経細胞のダメージを反映(ただし非特異的) 👉 これらを組み合わせて評価することで、アルツハイマー病の可能性を推測します。 どのくらい正確なのか? 血液検査の精度

Dr. Rie Iwaki
4月13日読了時間: 3分
「この頭痛、大丈夫?」危険な頭痛の見分け方
「また頭痛か…」 「いつものことだから」と我慢していませんか? 頭痛はとても身近な症状ですが、その多くは慢性的なもの(一次性頭痛)である一方、中には注意が必要なケースもあります。 この記事では、慢性頭痛の種類と、受診の目安を分かりやすく解説します。 慢性頭痛の主なタイプ 片頭痛(Migraine) • ズキズキと脈打つような痛み • 片側に出ることが多い • 吐き気、光や音に敏感になる 👉 特徴:日常生活に支障が出ることが多い 緊張型頭痛(Tension-type headache) • 頭全体が締めつけられるような痛み • 肩こり・首こりを伴う • 長時間続く 👉 原因: • ストレス • 姿勢 • 眼精疲労 群発頭痛(Cluster headache) • 片側の強い痛み(目の奥) • 数週間〜数ヶ月続く • 同じ時間帯に起こることが多い 👉 比較的まれだが非常に強い痛み 薬剤性頭痛(Medication overuse headache) 頭痛薬を頻繁に使用している ほぼ毎日のように頭痛がある 薬を飲んでもすっきりしな

Dr. Rie Iwaki
4月12日読了時間: 2分
【大人版】ウィーンで夜間・休日に体調が悪くなったときの受診ガイド
体調が悪いとき、大人でも不安になりますよね。ウィーンでは症状の重さに応じて利用できる医療サービスが分かれています。迷ったときは、無理をせず相談から始めてください。 ① まず相談(軽症〜中等症で迷ったとき) ☎️ 1450(医療相談ダイヤル) 対応時間:24時間・年中無休(無料) できること 症状の相談 受診が必要かの判断 適切な受診先の案内 必要に応じて救急(144)へつなぐ 👉 「受診すべきか迷ったら、まずここに電話」 が基本です。 ※救急車は保険未加入の場合は自費になります。 ☎️ 141(Ärztefunkdienst Wien) https://aerztefunkdienst.at/ 対応時間 平日:19:00〜翌7:00 週末・祝日:24時間 できること 医師による電話相談 往診(自宅診療)の手配 夜間・休日の受診先案内 👉 発熱や痛みなど、 緊急性は低いが診察が必要な場合 に適しています。※保険未加入の場合は自費診療になります。 ② 実際に受診する(軽症〜中等症) ■ 時間外診療所(開業医) 夜間・週末・祝日に受診可能 風邪・軽

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4月6日読了時間: 3分
【ウィーンの花粉症】時期はいつ?何が飛ぶ?症状・対策まとめ
春になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状に悩まされる方が増えてきます。ウィーンでも花粉症は非常に一般的で、多くの方が毎年のように症状を感じています。 「風邪かと思っていたら長引く」「毎年この時期になると体調が悪い」 そんな場合は、花粉症の可能性があります。 ウィーンの花粉症はいつから? ウィーンでは、2月頃から花粉シーズンが始まります。 主な花粉の流れは以下の通りです: 2〜3月:ハンノキ・ハシバミ 4〜5月:カバノキ 5〜7月:イネ科(牧草) 7〜9月:ブタクサ(Ragweed) 特にカバノキやイネ科、ブタクサは症状が強く出やすく、日本では花粉症がなかった方でも新たに発症することがあります。 ウィーンで注意したい花粉:ブタクサ(Ragweed) ウィーン周辺では、ブタクサ(Ragweed)の花粉が問題になります。 非常にアレルギー性が強い 少量でも症状が出やすい 夏の終わりから秋(7〜9月頃)にピークを迎える 日本でも同様に夏から秋にかけて飛散が見られますが、ウィーンを含む中欧では特に広範囲に分布しており、症状が強く出ることも少なくあり

Dr. Rie Iwaki
4月5日読了時間: 3分
大腸がんは「予防の時代」へ|症状・検査・今知っておきたいこと
大腸がんは、日本人にとって非常に身近ながんの一つです。しかし現在は、単なる「早期発見」だけでなく、 がんになる前に防ぐ「予防の時代」 へと考え方が変わってきています。 ① 大腸がんは予防できるがん 大腸がんの多くは、 ポリープ(腺腫)→がん という過程をたどります。 👉 つまり ポリープの段階で見つけて切除すれば、がんを未然に防ぐことが可能 です。 これは他の多くのがんにはない、大腸がんの大きな特徴です。 ② 症状が出る前が重要 大腸がんは初期にはほとんど症状がありません。 血便 便通の変化 体重減少 といった症状が出た時点では、 すでに進行している可能性 もあります。 👉 だからこそ 症状がない段階での検査=予防が重要 です。 ③ 大腸カメラ(内視鏡検査)の役割 大腸内視鏡検査は、単なる検査ではなく 👉 「診断+治療(ポリープ切除)」が同時にできる予防的検査 です。 小さなポリープも発見可能 その場で切除可能 がんの予防につながる ④ どんな人が検査を受けるべき?(重要) 次の方は、 一度は大腸カメラを検討することが推奨されます ■ 年齢

Dr. Rie Iwaki
3月28日読了時間: 3分
【海外生活とストレス】こんな症状ありませんか?
海外での生活は魅力的である一方、知らないうちにストレスが積み重なっていることも少なくありません。 「なんとなく調子が悪い」「理由ははっきりしないけれどつらい」そんな状態が続いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ① よくある症状 海外生活でよく見られる心身の変化には、次のようなものがあります。 寝つきが悪い、夜中に目が覚める なんとなく不安や焦りを感じる 疲れやすい、やる気が出ない 頭痛や肩こり、胃腸の不調 人と会うのが億劫になる 👉 「病気とは言えないけれど、いつもと違う状態」がサインになることがあります。 ② 海外生活特有のストレス 海外では、日常の中にさまざまな負担が存在します。 言語の壁(医療・役所・日常会話) 文化や価値観の違い 医療システムの違いへの不安 家族や友人と離れている孤独感 仕事や子育て環境の変化 👉 一つ一つは小さくても、積み重なることで大きなストレスになることがあります。 ③ 放置するとどうなる? 初期のストレスは軽くても、長く続くと 不眠の悪化 不安や抑うつ状態 集中力の低下 身体症状の慢性化 などにつなが

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3月26日読了時間: 2分
【ウィーン版】子どもの発熱・受診の目安
ウィーンで子どもが発熱したとき、「どこまで様子を見ていいのか」「受診すべきか」と迷う方は多いと思います。 日本とは医療システムが異なるため、判断に迷うことも多いでしょう。ここでは、受診の基準と対応のポイントを分かりやすくまとめています。 ブログ記事『ウィーン小児救急・時間外対応ガイド【最新版】』も参考にしてください。 ① 発熱はよくある症状です 子どもの発熱の多くは、ウイルス感染(風邪など)によるもので、数日で自然に改善することがほとんどです。 熱の高さそのものよりも、全身状態(元気さ・水分摂取など)が大切な判断ポイントになります。保護者から見て『いつもと違う』と感じるのは要注意です。 ② 自宅で様子を見てもよいケース 以下の場合は、すぐに受診しなくても自宅で経過をみることができます。 水分が取れている 熱の割に元気がある 呼吸が苦しそうでない 高熱でもぐったりしていない 👉 解熱剤を使いながら様子を見ることも可能です。 ③ 受診を検討するサイン 次のような場合は、医療機関の受診をおすすめします。 発熱が3日以上続く 水分が取れない ぐったりし

Dr. Rie Iwaki
3月26日読了時間: 3分
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