【ウィーンの花粉症】いつから?何が飛ぶ?症状・対策・治療まとめ
- Dr. Rie Iwaki

- 15 時間前
- 読了時間: 3分
春になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状に悩まされる方が増えてきます。ウィーンでも花粉症は非常に一般的で、多くの方が毎年のように症状を感じています。
「風邪かと思っていたら長引く」「毎年この時期になると体調が悪い」
そんな場合は、花粉症の可能性があります。
ウィーンの花粉症はいつから?
ウィーンでは、2月頃から花粉シーズンが始まります。
主な花粉の流れは以下の通りです:
2〜3月:ハンノキ・ハシバミ
4〜5月:カバノキ
5〜7月:イネ科(牧草)
7〜9月:ブタクサ(Ragweed)
特にカバノキやイネ科、ブタクサは症状が強く出やすく、日本では花粉症がなかった方でも新たに発症することがあります。
ウィーンで注意したい花粉:ブタクサ(Ragweed)
ウィーン周辺では、ブタクサ(Ragweed)の花粉が問題になります。
非常にアレルギー性が強い
少量でも症状が出やすい
夏の終わりから秋(7〜9月頃)にピークを迎える
日本でも同様に夏から秋にかけて飛散が見られますが、ウィーンを含む中欧では特に広範囲に分布しており、症状が強く出ることも少なくありません。特に咳が出るのが特徴です。
また、乾燥した気候や風の影響で、花粉が広がりやすい環境でもあります。
花粉症の主な症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳
目のかゆみ、充血
のどの違和感
頭がぼーっとする、疲れやすい
👉 発熱がなく、症状が長く続く場合は花粉症が疑われます。
主な検査
・皮膚テスト(プリックテスト)
皮膚に少量のアレルゲンをつけて反応を見る検査です
・血液検査(特異的IgE)
どの花粉に反応しているかを調べます
日常でできる対策
完全に避けることは難しいですが、日常の工夫で症状を軽減できます。
外出後は顔や手を洗う
花粉予報を確認する
窓の開け方や時間帯を工夫する
治療方法
症状がつらい場合は、薬による治療が有効です。
主に以下の薬が使用されます:
抗ヒスタミン薬(内服)
ステロイド点鼻薬
ロイコトリエン拮抗薬
点眼薬
マスト細胞安定化薬
👉 症状や重症度に応じて使い分けます
👉 組み合わせることで、日常生活の質を大きく改善できます。
根本的な治療:Hyposensibilisierung(減感作療法)
花粉症の唯一の根本治療として、Hyposensibilisierung(免疫療法)があります。
数年かけて体を慣らす治療
注射または舌下(錠剤)で行う
長期的に症状を軽減できる可能性
毎年症状が強い方や、薬が効きにくい方は一度検討する価値があります。
こんなときは医療機関へ
市販薬で改善しない
日常生活に支障がある
毎年症状が悪化している
👉 早めに対応することで、症状の悪化を防ぐことができます。
まとめ
ウィーンでは、花粉症はとても身近な疾患です。特別な環境に行かなくても、日常生活の中で誰にでも起こり得ます。
症状が軽いうちから対策を始めることで、春から夏の過ごし方が大きく変わります。
「毎年つらい」と感じている方は、今年こそ早めに対策を始めてみてはいかがでしょうか。
花粉 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 |
ハンノキ(Erle) | ■■ | ■■ | ■ | |||||||
ハシバミ(Hasel) | ■■ | ■■ | ■ | |||||||
トネリコ(Esche) | ■ | ■■ | ■■ | ■ | ||||||
シラカバ(Birke) | ■ | ■■ | ■■ | ■ | ||||||
カエデ科・ブナ科など | ■ | ■■ | ■■ | ■ | ||||||
イネ科(Gräser) | ■ | ■■ | ■■ | ■■ | ■ | |||||
ライムギ(Roggen) | ■ | ■■ | ■ | |||||||
オオバコ(Wegerich) | ■ | ■■ | ■ | ■ | ||||||
イラクサ科 | ■ | ■■ | ■■ | ■ | ■ | |||||
ブタクサ(Ragweed) | ■ | ■■ | ■■ | ■ | ||||||
ヨモギ(Beifuß) | ■ | ■■ | ■ | |||||||
カビ(Alternaria) | ■ | ■■ | ■■ | ■■ | ■ |
※出典:(MedUni Wien / Pollenservice Wien)
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