それ、軽い脱水かもしれません―気温が上がる時期の体調不良と対策―
- Dr. Rie Iwaki

- 5月9日
- 読了時間: 3分
最近、なんとなく体がだるい。
頭が重い。
集中しにくい。
そんな感覚を覚えることはありませんか。
気温が上がり始めるこの時期、気づかないうちに軽い脱水状態になっていることがあります。
脱水とは
脱水とは、体の中の水分や電解質が不足した状態をいいます。
軽い段階でははっきりとした症状が出にくく、
「なんとなく体調がすぐれない」と感じる程度のことも少なくありません。
こんな症状はありませんか
・だるさ
・頭痛
・めまい
・集中力の低下
・口の渇き
こうした症状が続く場合、
軽い脱水が関係していることがあります。
気温が上がり始める時期に起きやすい理由
この時期は、まだ体が暑さに慣れておらず、
水分補給の意識も高くないため、脱水が起こりやすくなります。
また、オーストリアの気候は比較的乾燥しており、
気温がそれほど高くなくても、知らないうちに水分が失われていることがあります。
「涼しく感じるから大丈夫」と思っていても、
体の中では水分不足が進んでいることもあるため注意が必要です。
なお、脱水は暑い時期だけでなく、暖房による乾燥や水分摂取量の低下によって、
冬の時期にも起こることがあります。
熱中症との関係
脱水は、熱中症の初期段階ともいえます。
この段階で気づいて対策をとることで、重症化を防ぐことができます。
日常でできる予防
・のどが渇く前に水分をとる
・朝起きたときにコップ一杯の水を飲む
・外出時には飲み物を持ち歩く
・汗をかいたときは塩分も意識する
こうした小さな習慣が、体調の安定につながります。
特に気をつけたい方
赤ちゃんや小さなお子さん、そしてご高齢の方は、
脱水に気づきにくいことがあります。
・自分で「のどが渇いた」と伝えにくい
・症状がはっきり出にくい
といった理由から、周囲が気づいてあげることが大切です。
こんなときは注意
・強いだるさ
・ふらつき
・吐き気
・意識がぼんやりする
こうした症状がある場合には、無理をせず早めの対応が必要です。
症状が強い場合や判断に迷う場合には、医療機関の受診を検討してください。
ウィーンでの救急受診や時間外対応については、以下の記事にまとめています。
まとめ
暑くなってからではなく、少し早めに体を整えておくことが大切です。
「まだ大丈夫」と思う時期こそ、水分のとり方を少し見直してみる。
それだけでも、これからの季節の過ごしやすさが変わるかもしれません。
気になる症状が続く場合には、無理をせずご相談ください。
コメント