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オーストリアの医療ドイツ語―Überweisung、Zuweisung 、Befund……これ何ですか? ―

10月10日
読了時間: 15分



ウィーンで診療をしていると、日本人の患者さんから時々こんな質問を受けます。


「先生、この紙をもらったのですが、次はどうすればいいですか?」


見てみると、


Überweisung

Zuweisung

Befund

Arztbrief……


確かに、ドイツ語がある程度話せても、医療用語は別物です。


私自身も日本とオーストリアの両方の医療を知っていますが、単純に日本語へ訳すだけでは分かりにくい言葉がいくつもあります。


そこで今回は、ウィーンで実際に病院や診療所を利用するときによく目にする「医療ドイツ語」をまとめてみます。





まず、この7つを覚えておけばかなり便利

ドイツ語

日本語でいうと

実際には何をする?

Rezept

処方箋

Apotheke(薬局)で薬を受け取る

Überweisung

専門医への紹介

Facharzt(専門医)を予約・受診する

Zuweisung

検査などの依頼

Labor、Röntgen、CT、MRTなどを予約する

Befund

検査・診察結果

結果を医師と確認する

Arztbrief

診療情報・退院時などの医師の文書

次に診る医師へ見せる

Attest

医師の証明書・診断書

学校、勤務先、保険会社など目的に応じて提出

Einweisung

入院のための紹介

病院での入院治療へ


特に紛らわしいのが、

Überweisung と Zuweisung

です。



Überweisung

専門医に診てもらうための「紹介」


例えば家庭医を受診して、

「一度、循環器内科で詳しく診てもらいましょう」

となったとします。


この場合に出てくるのが Überweisung です。


Hausarzt → Kardiologie(循環器内科)

Hausarzt → HNO(耳鼻科)

Hausarzt → Urologie(泌尿器科)

というように、「別の医師に診察・治療をお願いする」という意味です。


オーストリアの公式な定義でも、Überweisung は専門医によるさらなる診療が必要な場合の紹介とされています。(Gesundheitsportal)


ただし、多くの専門医は必ずしも家庭医の紹介状がなければ受診できないわけではありません。e-cardを使って直接専門医を受診できる場合もあります。保険制度上の受診回数などには条件があります。(Gesundheitsportal)


つまり、

Überweisung =「これがなければ絶対に専門医へ行けない」

ではありません。



Zuweisung

「この検査をしてください」という依頼


一方、Zuweisung は少し違います。


例えば私が診察して、

「胸部レントゲンを撮りましょう」「腹部超音波をしましょう」「血液検査をしましょう」

となった場合です。


自分の診療所ではその検査ができないので、

「この患者さんに、この検査をお願いします」

という具体的な検査依頼を出します。


これが Zuweisung です。


オーストリアでは、レントゲン、CT、MRT、検査室での血液検査など、多くの検査で医師からのZuweisungが必要です。公式Gesundheitsportalでも、Überweisungは専門医への紹介、Zuweisungは具体的な検査依頼、と区別されています。(Gesundheitsportal)


日本語ならどちらも「紹介状」と言ってしまいそうですが、


Überweisung → 人・専門医へ

Zuweisung → 検査・処置へ


と考えると分かりやすいです。



「Röntgeninstitutに行ってください」と言われたら?


これも日本から来たばかりだと、少し戸惑うかもしれません。

Röntgen はレントゲンですが、Röntgeninstitutでは単純レントゲンだけではなく、施設によって


Röntgen レントゲン

Ultraschall / Sonographie 超音波検査

Mammographie マンモグラフィー


CT(Computertomographie)

MRT(Magnetresonanztomographie)

などの画像検査を行っています。


例えば、

Zuweisung: Röntgen Thorax in 2 Ebenen

なら、

「胸部レントゲンを2方向から撮影してください」

という意味です。


医師からZuweisungを受け取ったら、対応しているRöntgeninstitutやRadiologieを探します。

検査によっては事前予約・絶飲食が必要です。



Labor

血液検査は「Laborへ行ってください」


日本では、

「病院やクリニックで診察 → そのまま同じ建物で採血」

という経験が多いかと思います。


オーストリアの開業医では、そうとは限りません。


医師からLabor-Zuweisungをもらい、自分で外部のLaborへ行って採血することがあります。


例えば、

Blutbild, HbA1c, TSH, Kreatinin, Lipidprofil


などと書かれていれば、それが検査項目です。

検査内容によっては空腹での採血が必要になることもあるため、

「nüchtern kommen?」

と確認しておくと安心です。



Befund

「結果」です


これは非常によく出てきます。


Laborbefund

Röntgenbefund

MRT-Befund

Histologischer Befund

など。


Befundは、診察や検査によって得られた医学的な所見・結果をまとめたものです。


例えば血液検査を受けたあとにもらう検査結果もLaborbefundです。


ここで大切なのは、

Befundをもらった=診療が終了

とは限らないことです。


検査結果には、H(hoch=高い)、L(low/niedrig=低い)などの印がついていることがあります。


でも、

Hがある=病気Lがある=治療が必要


という意味ではありません。


逆に、基準範囲内でも、その人の病歴やリスクによって治療目標が違うこともあります。



→ 関連記事:「脂質異常症 ― LDLが正常範囲なら大丈夫?」

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検査を受けたら、

「結果を誰と確認するのか」

まで確認しておくことをおすすめします。



Arztbrief

次の医師へ伝えるための「医療情報」


Arztbrief は直訳すれば「医師の手紙」。


実際には、診断、これまでの経過、検査結果、治療内容、現在の薬、今後の方針などをまとめた医療文書です。


病院を退院した時にもらうものは、

Entlassungsbrief

Entlassungsbericht


などと呼ばれることもあります。


例えば病院で治療を受けて、

Kontrolle beim Hausarzt empfohlen.

と書かれていれば、

「家庭医でのフォローをおすすめします」

という意味です。


次に別の医師を受診するときには、ArztbriefやEntlassungsbriefを持参すると、それまでの経過が非常に分かりやすくなります。


日本の検査結果や診療情報提供書を持っている場合も、ウィーンで初めて医師を受診する際には役立ちます。



Rezept

薬の処方箋


Rezept は比較的分かりやすいですね。

医師が処方した薬をApothekeで受け取るための処方箋です。


現在オーストリアではKassenrezeptは原則として e-Rezept になっており、処方情報がe-cardシステムに保存されます。薬局ではe-cardやe-Rezeptコードなどを使って処方を呼び出せます。


ですから、

「紙の処方箋をもらっていない!」

と心配しなくても、e-Rezeptとして処方されていることがあります。


薬局へ行く時にはe-cardを持っていく習慣をつけておくと便利です。e-cardはe-Rezeptの受け取りにも利用されます。

Wahlarzt(選択医)ではPrivatrezeptとなる場合もありますが、契約状況によっては社会保険で扱える処方を発行できる場合があります。




Attest

「診断書」「証明書」に近い言葉


Attestは、医師が健康状態などについて医学的に証明する文書です。オーストリアのGesundheitsportalでは「ärztliche Bescheinigung über den Gesundheitszustand」と定義されています。


ただし、日本語の「診断書」と完全に一対一で対応する言葉ではありません。


目的によって、

ärztliches Attest

ärztliche Bestätigung

ärztliches Gutachten

など、必要な文書が異なります。


例えば、

学校に提出するもの勤務先に提出するものスポーツ参加のための証明保険会社へ提出するもの運転免許に必要な医学的書類

は、それぞれ同じ書類とは限りません。

「診断書をください」ではなく、

「誰に、何の目的で提出する書類なのか」

を医師に伝えることが大切です。



Krankmeldung / Arbeitsunfähigkeitsmeldung

仕事を休む時


病気で働けない場合に出てくる言葉です。

日本語では「病欠証明」「休職・就労不能の証明」などが近いでしょう。

Krankenstand は病気による就労不能期間。

arbeitsunfähig は「就労不能」という意味です。


そして、これを医師が証明するものが、

Krankenstandsbestätigung

Arbeitsunfähigkeitsbestätigung

などと呼ばれます。


日本語では「病欠証明」「就労不能証明」などが近いでしょう。



会社に病名まで知らせる必要はありません


これはオーストリアで働く上で、ぜひ知っておいてほしいことです。

KrankmeldungにはArbeitsunfähigkeitの原因についての情報が必要ですが、これは具体的な「診断名」を意味するものではありません。


勤務先に必要なのは、

いつから就労不能なのか

おおよそいつまで続く見込みなのか

病気なのか、事故なのか、労働災害なのか

といった情報です。


「うつ病です」「がんです」「婦人科疾患です」

など、具体的にどの病気で休んでいるのかを勤務先へ知らせる義務はありません。


診断名はプライバシーに属する情報です。

Arbeiterkammerも、勤務先にはArbeitsunfähigkeitの原因として病気・事故・労働災害などを伝える必要はあるものの、具体的な診断名を開示する必要はない、と明確に説明しています。Arbeiterkammer


ですから、

「会社から診断名を聞かれたのですが、言わなければいけませんか?」

と心配する必要は基本的にはありません。



長いKrankenstandではどうなる?


病気によっては、数日ではなく数週間、数か月仕事を休まなければならないこともあります。


その場合も、治療している医師が医学的な状態を評価してArbeitsunfähigkeitを判断します。


ただし、最終的にいつからいつまで「就労不能」と認めるかについては、健康保険者にも審査する権限があります。


ÖGKはKrankmeldungやGesundmeldungの妥当性を確認することができ、medizinischer Dienstなどによる医学的審査の結果、就労不能の開始日や終了日について、治療医とは異なる判断をすることもできます。Österreichische Gesundheitskasse



つまり、

「主治医が3か月休んだ方がよいと言えば、自動的に3か月のKrankenstandが確定する」

とは限りません。

特に長期のKrankenstandでは、健康保険者から診察や確認を求められる可能性があります。

その場合は、

Medizinischer Dienst der ÖGK

などによる評価が行われることがあります。


なお、これは「長期なら○週間を超えたら必ずMedizinischer Dienstの許可が必要」という単純な制度ではありません。ÖGKにはKrankenstandの長さにかかわらず確認・審査する権限があります。Österreichische Gesundheitskasse



WahlarztでもKrankmeldungを書いてもらえる?


はい。ただしKassenarztの場合とは手続きが少し違います。


Wahlarzt(保険医契約を持たない選択医)も、診察の結果、医学的に仕事ができないと判断すればArbeitsunfähigkeitを証明することができます。


ただしÖGKの規則では、Wahlarztが証明した場合、原則として患者さん自身がその証明を速やかにÖGKへ提出する必要があります。


そして制度上のArbeitsunfähigkeitの開始・終了を正式に認定するのは、Wahlarzt自身ではなく、ÖGKまたはÖGKから指定された医師です。これは現在のÖGK Krankenordnungにも明記されています。RIS


したがって、

「Wahlarztの証明だから無効」

というわけではありません。


一方で、

「Wahlarztから紙をもらったので、それだけでÖGKへの手続きもすべて終了」

とも限りません。


ここは注意が必要です。



Wahlarztでも電子的にKrankmeldungできる場合があります


さらに少しややこしいのですが、すべてのWahlarztで同じではありません。


WahlarztがÖGKとe-card利用に関する契約を結んでいる場合には、Arbeitsunfähigkeitsmeldungを電子的に行えることがあります。


この場合には、患者さんが別途ÖGKへ紙の証明を提出する必要はありません。


一方、そのような契約がないWahlarztからKrankschreibungを受けた場合には、患者さん自身が書面を速やかにÖGKへ提出します。ÖGKもこの違いを公式に案内しています。Österreichische Gesundheitskasse

自分がどちらに該当するか分からなければ、

Wird mein Krankenstand elektronisch an die ÖGK gemeldet?

「私のKrankenstandは電子的にÖGKへ送られますか?」

と診療所で確認すると確実です。



会社への連絡も忘れずに


医師にKrankmeldungを書いてもらうことと、勤務先への連絡は別です。


病気で仕事ができない場合には、原則として速やかに勤務先へArbeitsunfähigkeitを知らせる必要があります。


また勤務先は、Krankenstandsbestätigungを求めることができます。


長期間のKrankenstandでは、適切な間隔を置いて改めて就労不能の証明を求められることもあります。Arbeiterkammer Steiermark


証明を求められているのに提出しない場合、その遅れている期間について給与の継続支払いを受けられなくなる可能性があるため、「後からまとめて出せばいい」と考えない方が安全です。Arbeiterkammer



まとめると

よくある疑問

答え

勤務先に病名を伝える必要がある?

原則として不要

Krankmeldungに具体的な診断名を書く必要がある?

勤務先向け証明には不要

病気か事故かは記載する?

必要

Kassenarztは?

通常、Arbeitsunfähigkeitを電子的にÖGKへ届け出る

Wahlarztでも証明できる?

できる

Wahlarztの証明は無効?

無効ではない

Wahlarztなら手続きはそれで終了?

必ずしもそうではない

Wahlarztの紙の証明はどうする?

電子届出されない場合は速やかにÖGKへ提出

長期なら主治医だけで決められる?

ÖGKが医学的に審査することがある

長期なら必ずMedizinischer Dienstの許可が必要?

一律にそうではない

ÖGKが終了日を変更することはある?

あり得る



Verordnung

「処方・指示」という広い言葉


Verordnungもよく目にします。


Rezeptが主に薬の処方箋なのに対して、Verordnungはもっと広く、

薬理学療法医療補助具

その他の治療(医療用の包帯やガーゼ、化学治療後のかつら、弾性ストッキングなど)

などを医師が医学的に指示する時に使われます。

「Verordnungをもらってきてください」と言われたら、

何のVerordnungなのか

を確認しましょう。


逆に、医療用具が必要な場合には医師にVerordnungを書いてもらえるか確認しましょう。保険でカバーされる場合があります。



Physiotherapie

理学療法


腰痛、肩、関節、手術後などでPhysiotherapieを勧められることがあります。

医師からVerordnungを受け取り、Physiotherapeut:inを探して予約する、という流れが一般的です。


保険による費用負担や払い戻しの条件は、保険者や施設・契約形態によって異なるため、予約時に確認しておくと安心です。




Einweisung

入院のため病院へ


これはÜberweisungやZuweisungより一段階違います。

Einweisung は、病院での入院治療が必要な場合の紹介です。


公式Gesundheitsportalでも、

Überweisung → 専門医

Zuweisung → 特定の検査

Einweisung → 病院での入院治療

と区別されています。(Gesundheitsportal)


ただし、もちろん救急の場合には、

「Einweisungをもらってから病院へ」

ではありません。


強い胸痛、呼吸困難、意識障害などの緊急時には144です。



e-card

オーストリアの医療で頻繁に使います


e-cardは、オーストリアの社会保険に加入していることを確認するためのカードです。


Kassenarzt受診時だけでなく、病院などの医療機関、e-Rezept、予防接種のe-Impfpass登録などにも使われます。(Gesundheitsportal)


受診時には基本的に持参しましょう。

ただし、

e-cardを持っている=すべて無料

という意味ではありません。


特にWahlarzt、Privatarzt、私費検査などでは費用の仕組みが異なります。



Kassenarzt・Wahlarzt・Privatarzt

これも最初は分かりにくい


Kassenarzt / Vertragsarzt

公的医療保険と契約している医師。

対象となる保険診療については、原則として医師が社会保険と直接精算します。


Wahlarzt

社会保険との直接契約を持たない開業医。

患者さんがまず診療費を支払い、その後、条件を満たす場合には社会保険へ費用償還を申請します。


Privatarzt

私費診療を行う医師。

日常会話ではWahlarztとPrivatarztが厳密に区別されず使われることもありますが、費用償還の扱いまで同じとは限りません。



Honorarnote

医師から受け取る請求書


Wahlarztなどで診察を受けると、

Honorarnote

を受け取ります。

つまり診療費の請求書です。


支払い後、保険者へ費用償還を申請する際に必要になることがあります。

民間医療保険に加入している場合にも、HonorarnoteやBefundなどの提出を求められることがあります。

捨てずに保存しておきましょう。



Termin

「予約」です

Haben Sie einen Termin?

と聞かれたら、

「予約していますか?」

という意味です。

オーストリアでは専門医、Radiologie、MRT、Ultraschallなどは予約が必要なことが多いため、

Zuweisungをもらった=そのまま行けば検査してもらえる

とは限りません。

まず電話やオンラインでTerminを取ります。



nüchtern

医療では「絶食で」


Bitte nüchtern kommen.

と言われたら、

「お腹を空かせて来てください」

という日常的な意味ではなく、検査前の飲食制限を意味します。

ただし、「何時間食べないのか」「水は飲めるのか」「いつもの薬は飲むのか」は検査によって違います。

自己判断せず、予約した施設に確認してください。



Kontrolle

「もう一度診る」「経過観察」


Kontrolle in drei Monaten.

なら、

「3か月後に再診・再検してください」

という意味です。


Verlaufskontrolle

も非常によく使われ、

「経過を追ってもう一度確認する」

という意味です。


「異常があった」という意味とは限りません。



unauffällig

Befundで見つけたら、基本的には良い言葉


unauffällig

は医学文書では、

「特記すべき異常なし」

という意味で頻繁に使います。


Röntgen Thorax unauffällig.

なら、

「胸部レントゲンで特記すべき異常を認めない」

という意味です。


反対に、

auffällig

なら何らかの異常所見がある、という意味になります。


o.B. / unauffällig / V.a. / Z.n.

BefundやArztbriefでよく見る略語


医療文書には略語もたくさん出てきます。

表記

意味

日本語なら

o.B.

ohne Befund / ohne Besonderheiten

特記すべき異常なし

V.a.

Verdacht auf

~の疑い

Z.n.

Zustand nach

~の既往・~後の状態

b.B.

bei Bedarf

必要時

nüchtern

絶食で

検査前の飲食制限

Kontrolle

再診・再検

経過確認

Verlaufskontrolle

経過観察

後日もう一度確認

ambulant

外来で

入院しない

stationär

入院で

入院治療

akut

急性・緊急性のある状態

文脈による

chronisch

慢性

長期間続く状態

※略語は施設や文脈によって意味が異なることがあります。分からない略語は、その文書を発行した医療機関や担当医に確認してください。


実際にはどう動けばいい?

「紙をもらった後」の早見表


もらったもの・言われたこと

次にすること

Rezept

Apothekeへ

e-Rezept

e-cardなどを持ってApothekeへ

Überweisung Kardiologie

循環器内科を予約

Überweisung HNO

耳鼻科を予約

Zuweisung Labor

対応するLaborへ

Zuweisung Röntgen

Röntgeninstitut / Radiologieを予約

Zuweisung Ultraschall

超音波を行う施設を予約

Zuweisung CT/MRT

対応施設を予約し、必要な手続きを確認

Befund

誰が結果を説明するのか確認

Arztbrief / Entlassungsbrief

次に診る医師へ持参

Attest

指定された提出先へ

Honorarnote

支払い・保管。必要なら保険へ申請

Kontrolle in 3 Monaten

3か月後の予約を忘れずに


なお、ÜberweisungやZuweisungはオーストリアでは原則として発行日から3か月有効です。一部の検査では保険者の承認が必要で、eKOSという電子的な仕組みが利用される場合もあります。(Gesundheitsportal)



日本との一番大きな違いは、「自分で次の場所へ行く」ことかもしれません

日本の大きな病院では、

診察

↓

採血

↓

レントゲン

↓

専門科

↓

会計

↓

薬

まで一つの建物の中で完結することがあります。


オーストリアの開業医を中心とした医療では、

Hausarztで診察

↓

Laborへ行く

↓

Röntgeninstitutへ行く

↓

Facharztを予約する

↓

Befundを持ってHausarztへ戻る


というように、患者さん自身が複数の医療機関の間を動くことがあります。


少し面倒に感じるかもしれません。


でも、

「これはどこへ持っていく紙?」「次は誰に予約する?」「結果は誰と確認する?」

この3つを診察室を出る前に確認しておけば、かなり分かりやすくなります。



分からなかったら、その場で聞いて大丈夫


医療ドイツ語は、普通のドイツ語とはまた別です。

分からなくて当然です。


例えば診察の最後に、

Was soll ich als Nächstes machen?次に何をすればいいですか?

Wo soll ich einen Termin vereinbaren?どこに予約すればいいですか?

Wer bespricht den Befund mit mir?結果は誰が説明してくれますか?

この3つが言えれば、かなり役立ちます。


海外で医療を受ける時には、病気そのものだけでなく、

「この国の医療がどう動いているのか」

を知っているだけで、不安が少し減ります。

Rezept、Überweisung、Zuweisung、Befund。

最初は聞き慣れない言葉ばかりですが、何度か使ううちに少しずつ分かるようになります。


そして、分からない時には遠慮なく、

「これは次にどうすればいいですか?」

と聞いてください。病院では翻訳アプリを使用したり、ドイツ語のわかる人に電話をかけて通訳してもらってコミュニケーションをとることもよくあります。


分かるまで確認すること。海外で自分の健康を守るための大切な一歩だと思います。


 


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